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二極の対の大切さ

ハイヒールを日常で履くようになると 周りにあまり履いている方がいないので 時にとても目立つ気がしてしてしまいます 残念ながらすでにハイヒールは女性の敵のように 見られている観念も根付いていますので 下手に歩いてはその間違った観念をサポートしてしまう それはいけない 今ここで、ハイヒール だからこそ 美しく歩けるのだと 身体を張って伝える事が私の使命 それが明確になった今は、ハイヒールを履いている姿を もっとたくさんの方に見ていただきたくなりました そして更に姿勢を伸ばし、そしてハイヒールに劣らないように 自信を持って踏み出そうと一歩・一歩に気合が入ります これがフラットシューズでありますと 周りに上手に溶け込むというのでしょうか 昔ドリカムの歌詞であったように 眼鏡が気を隠すのに都合がいいのと似ていて 緊張感が抜けた歩き方になってしまう事さえ 気にも留めない生活が日常になっている方が多いかと思います 一般的に ナチュラル=自然体=リラックス このような見解が多く出回っていますが 「緊張感がない」はエネルギーが低い塊の状態であり 「リラックスしている」とは正反対です 緊張感が あるからこそ リラックスがある ハイヒールで歩く際に学ぶ美しい脚さばきにも 男性らしい真っすぐな強さが あるからこそ 女性らしい曲線美に惹きつけられる 陰陽のように二極の対があるからこそ 私たちの人生は美しさに輝きが出てくるのであって 楽を求めて中性化していった果てには どんより重く暗い未来が待ち受けている気がします 私はそんな場所へ戻りたくない。戻らない いろんな想いが交差しながらハイヒールを履いています たかがハイヒール、されどハイヒール 奥が深くまだまだ追求が続きそうです Instagram (日本語) Instagram  (英語) Aubade USA  (英語ブログ・読みやすく短く綴っています)

始まりのきっかけ

今日は何か自分を変えたいと思っているけど 勇気が出ないという方への想いを込めて綴ります 私がプレタポルテのクラスを申し込んだのは 去年の11月のことでした これまで2-3年ほどAsami先生のブログを毎日読みながら 「いつかは私も、、」と夢みていたものです 「夢をみる」と言うと聞こえはよい気もしますが 今から思い返すと、夢をみているだけでは 結局何も行動をしていない 更に行動を始めない心理の裏には 「私みたいな凡人が届く場所じゃない」 そうどこかで始める前から諦めている心がありました そのような状態から一体何が変わって ハイヒールレッスンの扉を叩く決心ができたのか それは他人と自分を比べる心を振り払い 他人の目線を気にせずに 私は わたし そう吹っ切れたことがきっかけでした そして私の「したい」「なりたい」 本心を忠実に生きる その大切さに気がつけたからです 扉を叩く前までの大きなためらいはありました ハイヒールレッスンを始める前に 先生の履いているような高級な靴も持ってないし、、 諦める理由は山ほど出てくるものですよね! でも諦めないで 今持っているものから始めるので十分なのです 私は最初のレッスンから4か月以上経った今でも 実はたった二足しかハイヒールを持っていません 一足は3-4年前ほどに購入した$20(約2000円ほど)の 真っ赤なエナメルの5㎝ヒール ポップでジーパンとよく似合いとても気に入っていました が、エレガンスからは程遠く 今はおもちゃのような存在になっています そしてもう一足は10年以上前に購入した 黒い10㎝のスリングバック ドレスアップをする特別な日のため 全く履くことがないまま保管されていたのでした 本当は最初のレッスンの後にハイヒールを購入しに 出かけようと計画していたところ 最初の日から素足のレッスン終了後 「では、ハイヒールを履いてみましょう」 と言われ、えーっこれしかない!!(パニック) 結局今では毎週のハイヒールレッスンと 毎日(今は自宅勤務なので)の生活は この古株とお供しております 本当にそんな状態でよくぞハイヒールレッスンの扉を 叩いたものだな。と驚いてしまう部分もありますが 結局、始まりのきっか

解放感を求めて

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心が疲れた時には 負のエネルギーを振り切るように いつも私はCoccoの曲を聴きます 魂が震える何かを求めるように 腹の底から頭が無になるまで 大声を出して 涙を流し 浄化する そうしているうちに 身体が熱くなり心も落ち着いてくるのです 次はポップミュージックに合わせて ハイヒールを履いたまま 踊り疲れるまで踊ります 小さいキッチンの真ん中で 頭ではなくて心で感じて身体を動かす そしてハイヒールを履いて踊ることで 足底から噴き上げてくる力強さを感じられる気がします ここまで来たらもう大丈夫 最後は Alicia Keys の Girl on Fire を聴きながら 思わずガッツポーズをしてしまうほど 胸いっぱいに情熱を取り戻すことができるのです 今の限られた空間の中で このように自分を上手に取り扱う説明書があるのは とても重要になってくる事だと思います 今まで考えてみたことのなかった方には 是非・一度考えてみる時間をとってみてはいかがでしょうか P.S. Alicia を知らない方は是非このビデオをお勧めします 会話の内容がわからなくても 彼女の持つ溢れる魅力を感じていただける事かと思います

視線を交わす

『美の基準の違い ‐2』 先日は目力について綴りましたが 今回は視線で伝える美学について 考えてみたいと思います 例えば向こうから歩いてくる人の中で 何かキラリとすることがある すると私は「それ」が何か知りたくて 気がついたら直視している事が多々あります ハっと心を奪われる瞬間 何がこんなに魅力的なんだろう 「それ」がわからなくても 惹きつけられるエネルギーがある そして向こうも私の存在に気がつく すれ違いの際、目線が合う その一瞬の間 目だけで交わす微笑み まるで同じエネルギーを持っていると お互いを確かめ合うよう これほど高揚することはないくらい この静かな視線を交わす瞬間が大好きです 男性であっても女性であっても変わりません スーパー・職場・空港など場所も服装も関係ありません 無意識に身体を運んでいるだけの人口が多い中で 一つ一つの動作まで意識を向けている人は 光り輝いて見えるのです 美しい動作・凛とした姿勢・強い目力 そしてこの視線を交わすという行為 これは相手との続きが目当てというわけでなく 相手に対する好奇心・尊敬であり それ故に淫らな行為ではないと言い切れます なのに 何故でしょうか 日本に帰国した際にいつも驚くのですが この『視線を交わすこと』が全くない アメリカでも一日に一回あればよいくらいですが 日本だと2週間滞在していても 「??」というくらいありません 誰も他人に対して興味がないのか それとも 赤他人に興味を示すことをタブーとされているのか 美しさについて考えるきっかけがあまりないのか 理由はいつまで経ってもわかりませんが 私はこの視線を交わすという行為で かなりエネルギーをいただいているので とてももったいないと思います もっと美しさに対して貪欲になれればいいのに 世間体が気になるといえば そうかもしれません でもきっとこのブログを読んでいる方は 心のどこかで少なくとも 自分の持っている美しさを開花させて 人生を過ごしたいと願っているのではないでしょうか 私がハイヒールコーチになった際には そのような想いを持った方に希望の光を渡したい そしてあなたが輝き始めることで 周りにもキラキラ

目に力を宿る

今週もまた新たに同僚の家族が ウィルスの影響で亡くなったと報告がありました 自宅隔離が始まってから1ヵ月が経ち 衣食住や健康にも困らず生活ができており 感情を感じる事に対して鈍感になってしまったのでしょうか どんより重たい気持ちが胸に広がるけど それが悲しみなのか、何なのかよくわからない そのような日をここ数日引きずっていました 最初に心のざわつきに気付くこと それを無理して押し込めないこと どんな感情であっても認めてあげる この作業を繰り返すことで ようやく何を感じて苦しくなっていたのかが 自分で理解できるようになり また前向きに「今を生きるしかない」と 希望の光りが見えてきました そして昔セラピストに言われた言葉を思い出しました 「今のあなたの目、力が漲ってきているわ」 漲(みなぎ)る 私の好きな言葉です 「目に力が宿る」 それは生命力が宿るということ どのような環境に置かれても 何に反応・行動するかは自分次第であり 生命力を失わずに生きる選択をしてゆくことも 総合的な美学に繋がるのではないかと感じております

同じ身体でも

『美の基準の違い』 私は生まれつき痩せ型の体質です 日本に住んでいた時には 「痩せていていいね」と よく羨ましがられ 細い=魅力的だと認識していました アメリカへ来ても こちらはこちらで 肥満の問題が多く 痩せている事は プラスに認識されている気がします だからずっとスレンダー 太らない身体を死守してきました ところが5年くらい前の事でしょうか 「skinny(痩せ)はセクシーじゃないよね」 同僚が話しているのを遠目に聞いてしまったのです その時なぜか、ガツンとショック まるで自分の事を否定されている気がして 大変傷ついたものです セクシーじゃないというのは 女性としての魅力がない ならば痩せているだけでは この身体に魅力はないのか、、 それまでは周りの意見が こうだから、、というとことで 美の基準を立てていたのですが その後は私にとって セクシーな女性とはどんな人物か そこに焦点を当てて 生活をするようになりました 私が魅力的に感じる女性は 『ほどよく筋肉がついていて カーブのついた曲線美がある』 直線ではなく メリハリのある線 実はそれを手に入れるのに ハイヒールを履くのが 一番の手だという事をご存じでしょうか 肩甲骨を寄せて 鎖骨からデコルテを広げることで 胸の前が開きバストアップになります 腹筋と背筋を引き上げることで お腹周りはぎゅっと引き締まります 母指球に体重を乗せる際 内ももからヒップを圧縮する ずっと平たく弛んでいたヒップに いつの間にか丸みがでてきて 鏡を見る度に「いい感じ♪」と 身体に愛情を持って接するように 変わってきているのです 膝の強化の練習によって 脹脛や太腿の筋肉が 彫刻されたように見えるようになる そしてなんといっても このようにハイヒールを履いて 鍛えられた身体は ハイヒールを脱いで 裸になった時でも セクシーであり魅力的であると 私は感じています ベッドに横になっている時 私の身体の線をゆっくりなぞる 彼の大きな手・優しい眼差し その瞬間の柔らかさを感じとり お互いとても満ちた気持ちで溢れている そう感じられるようになったのも 美しさの基準の方向転換をしてから

前進あるのみ

『無意識を意識に変えるには』 今、La lune の草子さん 「 遠く懐かしい 」を読みながら とても暖かい気持ちに包まれています 「目先を煩わす物を片付ける」 思わず頷いてしまいます というのも、これまで 自分とパソコンとの距離は レッスンの内容を想像し 使いやすいように 準備をしているつもりでした  ところが 最近レッスンを復習する際 「何かスッキリしていないな、、」 そう気になっていたのです そしてようやく気がつけたのです! 原因は後ろにぼんやり映っている 掃除機とコートラックだと 今週はレッスン前に この2つを片付けてみました とても小さな変化ですが 見た目も気持ちもスッキリ ビデオに映る空間が 教えていただいている 美学の内容に近づけた気がします そしてその後 初めてビデオで復習した時 強烈な恥を感じた事を思い出しました 何がショックだったかというと 1-2mほど前進した辺りで 先生に「もう一度最初から」と 言われた際に スタート地点へ戻るために なんと私は後退りをしていたのです! 緊張が抜け、素足・がに股で後進している姿 「ひ、酷い、、醜すぎる」 この恥ずかしさとは自分の 無意識に対する恐怖に近かったです これほど自分の動作が 煩わしいものになることもある 今だからこそ 良い勉強になったと言えますが 当時はこんな私が「美しさ」の 勉強をしていてよいのだろうかと 本当に心臓がどきどきしたものです でも無意識を意識に変えるには 自分の醜い部分を直視・分析し それを除去する努力に 変えていくしかないかと思います そしてその際に 「私が醜い」と勘違いしないで 「私の この動作が 醜い」と しっかり認識することが 向上心を失わず 練習を繰り返す糧になるかと思います

Deep Thoughts

『成熟した大人とは』 私は日本で高校一年生まで教育を受け その後アメリカへ渡航 高校と大学を卒業し そして就職して今に至っています みな一人一人の人生があり 私の経験が全ての方に 当てはまることがないのを承知の上 今日は海外で働く日本人として 一番苦戦していることを シェアしていきたいと思います ・ ・ ・ 私が育った日本の教育環境では 大人の教えが絶対で 質問すると反対に怒られる事が 頻繁にありました 体罰もあり、子供の目線からは 教育者というよりも 威圧して従わせる威力 怒りに触れないように 勤勉を心がける 言われた事を効率よくする そのような習慣が身に染みて 私の人格を作り上げていました 勤勉だったので成績よく卒業し 仕事も細部まで気を配れるので 高い評価を受けております それでは長所になるのでは? 確かに私を雇う方としては とても使いやすい人材であると いえることでしょう 但しそれは私のこれからの成長に 期待をしていない場合です 自分の意志を持ち それを伝える技術 誰と話していても 対等に向き合い 質問・議論ができる このように 実践的な技術だけでなく 人間としての成熟さに 価値をおくアメリカの文化の中では 私の貢献している内容は とても薄っぺらいものになってしまうのです どれだけ長い間 海外生活を続けたとしても 文化の違いに気がついているだけでは 習得しているとは違うのです ここが一番の苦心でしょうか しかし今ここで 心の内を書き出すことによって 『古く硬くなってしまった殻を 突破するのが今の目標であるべきである』 そう深く納得することができました 幼稚な歩き方から 成熟した大人への歩き方を学んでいる ハイヒールレッスン その課題のひとつから ここまで深い心の膿を掘り起こされるとは なんということでしょう あと7か月間の間 真剣に自分と向き合い 心も身体も成熟した女性へ 成長してゆきたいと心に決めました ありがとうございます