視線を交わす


『美の基準の違い ‐2』

先日は目力について綴りましたが
今回は視線で伝える美学について
考えてみたいと思います

例えば向こうから歩いてくる人の中で
何かキラリとすることがある
すると私は「それ」が何か知りたくて
気がついたら直視している事が多々あります

ハっと心を奪われる瞬間
何がこんなに魅力的なんだろう
「それ」がわからなくても
惹きつけられるエネルギーがある

そして向こうも私の存在に気がつく
すれ違いの際、目線が合う

その一瞬の間
目だけで交わす微笑み

まるで同じエネルギーを持っていると
お互いを確かめ合うよう

これほど高揚することはないくらい
この静かな視線を交わす瞬間が大好きです

男性であっても女性であっても変わりません

スーパー・職場・空港など場所も服装も関係ありません

無意識に身体を運んでいるだけの人口が多い中で
一つ一つの動作まで意識を向けている人は
光り輝いて見えるのです

美しい動作・凛とした姿勢・強い目力

そしてこの視線を交わすという行為

これは相手との続きが目当てというわけでなく
相手に対する好奇心・尊敬であり
それ故に淫らな行為ではないと言い切れます

なのに

何故でしょうか

日本に帰国した際にいつも驚くのですが
この『視線を交わすこと』が全くない

アメリカでも一日に一回あればよいくらいですが
日本だと2週間滞在していても
「??」というくらいありません

誰も他人に対して興味がないのか
それとも
赤他人に興味を示すことをタブーとされているのか
美しさについて考えるきっかけがあまりないのか

理由はいつまで経ってもわかりませんが
私はこの視線を交わすという行為で
かなりエネルギーをいただいているので
とてももったいないと思います

もっと美しさに対して貪欲になれればいいのに

世間体が気になるといえば
そうかもしれません

でもきっとこのブログを読んでいる方は
心のどこかで少なくとも
自分の持っている美しさを開花させて
人生を過ごしたいと願っているのではないでしょうか

私がハイヒールコーチになった際には
そのような想いを持った方に希望の光を渡したい

そしてあなたが輝き始めることで
周りにもキラキラと反射する人が増え
美しさで満ちた日常に移り変わる事ができる
そう信じています



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