心の持ちよう

『女性であると意識する』

私はこれまでの人生の半分近くは
黒髪のベリーショートでした

「でした」と書くと
かなりの過去形に聞こえますが
昨年の4月はまだ少年のように
短かったのです
亀屋良長にて幸せすぎる和菓子の手作り体験
髪が伸びるのが早いので
切っては伸ばして
飽きたらまた切って

短い髪は扱いも楽であり
お洒落にアレンジもできるので
気に入ってはいるのですが
毎回伸ばしたくなってしまうのは
やはり美しい髪をなびかせている
女性に出会うと素敵だな
そう憧れてしまうからなのでしょう

私にとってショートからボブまでは
難なく過ごせるのですが
髪が肩に当たり始めると
手に負えなくなるというのが
正直な気持ちです

髪の毛を鬱陶しい存在として
扱い始めるのもこの時期になります

「どのようにしたら苦手な事にも
愛情を注げるようになるだろうか」

髪を伸ばし始めた頃から
考え始めていたことです

そしてちょうどその時期が来た今
やっと答えがでました

「髪の毛を寄付することにする」

アメリカではいろんな理由で
髪を失った方にウィグを作って提供する
福祉団体がいくつかあります

約 20cm 以上の髪があれば
このように寄付することができるのです
写真はサイトから拝借いたしました
 寄付するというなら
自己満足で終わらないように
せっかくなら一番よい状態で
届けられるように手入れをしよう

明らかな目標が定まった今
少しずつ私の中で
何かが変わってきています

毎晩のブラッシング
ドライヤーの使い方
良質のシャンプーやリンス

健康な髪を育てるための
手間を面倒と思わなくなり
反対にこの時間が
愛おしく感じられるように
なってきています

自分の意志だけで
乗り切れそうにない時は
他人の存在を想うと
頑張れる
そのような事が
あってよいと思います

私が女性らしく生きる
きっかけになり
そしてその後
私の髪の毛を通して
何処かの誰かが
長い髪の毛が与えてくれる
女性らしいという自信を
取り戻すきっかけになるならば
それこそが美しさのリレーに
なるのではないかと思っています

あと一年半ほど頑張ります
自宅勤務にて新しい同僚と共に♡

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